こんにちは、担当の稲山です。

 今日では「お葬式」は多額の費用がかかるのが当たり前になっています。
 その背景には、地域におけるコミュニケーションが大きく影響していた。昔からのご近所付き合いや垣内、組内・与力制度等お葬式に関しての互助システムも発展してきました。しかし、現在は隣近所との付き合いも薄く、さらに核家族化が進み、勤めに出る人口が増加、葬儀に必要な人手を確保するのが難しくなりました。以前の葬儀会社は地域の葬儀を運営する人(組内など)の補助をする名目で発展してきましたが、いまやそれらすべてを代行しているのが葬儀社です。しかしその金額が適正であるかどうかついて、多くの消費者が疑問を持っています。

「人を送る」という葬儀の本質に立ち返る時、葬儀社にもお客様にも、新しい時代の葬儀の在り方が自ずと見えてくるのではないでしょうか。もちろん葬儀に関しては最適解はございません。むろんその地域独特の風習等もあります、環境や予算・故人様の遺志(遺言等)によってその答えは様々です。ではどういう形で故人様を送り出したいか、明確な答えがない以上最終的にはご遺族の気持ちが優先されると思います。だからこそ、ご家族で葬儀について考える時間をもってみるのもいいのではないでしょうか。